ドリンクバーゲン会場

プチフリ対策2009年05月28日 11時46分47秒

SSDを使用していて、最近プチフリが発生しだしました。

最新のSSDでは、MLCの物でもプチフリ対策がされているようですが職場で導入したSSDは対策が取られていないタイプのSSDなので、状況によって発生してしまいます。

ただ、プチフリが発生する状況はほとんどの場合、SSDに保存している仮想マシンを起動しているときに顕著に表れます。

しかし、HDDからでは動作が遅いので、開発用の仮想マシンはできれば高速なSSDでと思っていたのですが、ある程度対策をとることで状況を多少改善できました。

まず、仮想マシンでは、CドライブとDドライブの2つのドライブを作成し、CドライブにはOSやソフトウェア、Dドライブにはデータなどを保存するようにしていたのですが、スワップファイルをDドライブに変更し、仮想マシンをHDDに移行してしまいます。

CドライブのファイルはSSDに残し、それ以外のファイルをHDDに移します。アプリケーションなどで一時保存でファイルを保存する場合もDドライブに変更すると、SSDへの負荷が減りプチフリの頻度が少なくなりました。

SSDにはできるだけ書き込みをしないようにすることである程度回避できるみたいです。

バーチャルマシンの変換2009年04月20日 14時50分45秒

Hyper-Vを使う前はVMWareServerを使っていて、その時に作成した仮想マシンが変換できるかどうか試してみたいと思います。

HyperーVには、VMWareESXサーバーなどで作成した仮想マシンを変換してHyper-Vで動かすことができるのですが、VMWareServerに関してはどうも対象外のようですが、物は試しでやってみました。

まず、VMWareで作成した仮想マシンをSCVMMのライブラリに登録します。
これは、単純にライブラリのフォルダに仮想マシンをコピーするだけです。
ライブラリに登録できたら、「バーチャルマシンの変換」をクリックして、仮想マシンを選択します。
ほかは仮想マシン作成とほとんど同じなので、それほど戸惑うことはないのですが、作成した仮想マシンを起動させても全く立ち上がりませんでした。

やはりESXでないとダメなようですね!

物理サーバー変換2009年03月19日 10時07分29秒

物理サーバー変換
前回は1から仮想マシンを作成しましたが、今回は稼働している物理サーバーを仮想マシンに変換します。
基本的な手順はバーチャルマシン作成とほとんど変わらないのですが、「ソースの選択」での入力内容が違っています。バーチャルマシン作成では、バーチャルハードディスクの設定でしたが、物理マシンのIPアドレスやログイン用のパスワードなどを入力します。

今回は、Windows2000サーバーを仮想マシンに変換します。
サーバーの変換には、オンライン変換とオフライン変換があるのですが、
Windows2000などの古いサーバーOSはオフライン変換で行います。オフライン変換では、変換時に再起動するので、運用中の変換はしないほうが良いです。
WindowsServer2003以降のOSではオンライン変換ができますが、ActiveDirectoryなどが動いているサーバーの場合には、オフライン変換になりますので、注意してください。

Hyper-VとSCVMMで仮想化を行う一番の目的がこの物理サーバーの変換でしたので、この変換でサーバーを無事仮想化できたので、まずは目的達成です。

仮想マシン作成2009年03月16日 09時53分21秒

バーチャルマシン作成
仮想環境を構築できたら、いよいよ仮想マシンを作成していきます。
SCVMMの右上にある「新しいバーチャルマシン(N)」をクリックすると、作成用の画面が起動します。
今回は、Vistaの仮想マシンをインストールしてみます。
バーチャルマシンの画面の左側に設定していく内容が一覧として表示されています。

まず、「ソースの選択」では、既存のものを使うか、1から仮想マシンを作成するのかを選択するのですが、今回は1から仮想マシンを作るので、「空の仮想ハードディスクを使用して新しいバーチャルマシンを作成する」にチェックを入れます。

次の「バーチャルマシンID」では、仮想マシンの名前を登録します。
この名前は仮想環境での管理用の名前です。今回は「Vista」と名前をつけました。

次の「ハードウェア構成」で、仮想マシンのスペックを決めていきます。
このスペックは後から変更も可能ですが、今回のインストールでは物理マシンのDVDドライブを使用しますので、バーチャルDVDドライブは「物理CD/DVDドライブ」を選択しています。

次に「保存先の選択」ですが、ここでは作成した仮想マシンをホストに作成するのかライブラリに作成するのかを選択します。
ライブラリへ保存すると、次回以降同じ構成の仮想マシンを作成する際に手間が省けますが、私の場合それほどたくさんの仮想マシンをを作成する予定はないので、ホストに配置します。

次にホストの選択ですが、Hyper-V環境が複数ある場合、どのホストにインストールするのかを一覧から選択できます。
今は1台しかホストはないので、そのマシンを選択し次に行きます。

「パスの選択」では、バーチャルマシンを登録するフォルダを選択します。
ワークステーションでは、保存先を2か所考えています。
ひとつはSSD、もう一つはRAID構成のHDDです。
サーバーや開発用の仮想マシンは読み込みが高速なSSD(Dドライブ)、日常業務やテスト用の仮想マシンはHDD(Eドライブ)としています。
今回は、Eドライブに作成します。仮想マシン用のフォルダを一つ作成し、「e:\Hyper-V」としました。

次のネットワークの選択では、物理マシンのネットワークカードを選択します。今は1つしかネットワークカードがないので、それを選択するのですが、複数のネットワークカードが物理マシンに入っている場合には、ネットワークカードを振り分けることもできます。

次の「追加のプロパティ」では、物理マシンの起動や停止の際の処理と、仮想マシンのOSを選択します。
まず、物理サーバーの起動の際にバーチャルマシンも機動させたいので、「物理サーバーの起動時に行う動作」では、「バーチャルマシンを常に自動的にオンにする」を設定します。
物理サーバーの停止時には、仮想マシンも終了させるので、「物理サーバーの停止時に行う動作」では、「ゲストOSをシャットダウンする」にします。
最後にバーチャルマシンにインストールするOSを「WindowsVista」にします。

最後の「サマリー」で、問題がなければ、「作成」ボタンを押して仮想マシンを作成します。
作成の際に「バーチャルマシンをホストへの展開後に機動する」にチェックを入れていると、仮想マシンが作成されたあと、自動的に起動し、OSのインストールが始まります。
仮想マシンが起動すればあとは通常のインストールと同じ要領でインストールの処理を行えば大丈夫です。
インストールの処理を行う際には、SCVMMから、「バーチャルマシンに接続」をクリックすることで、仮想マシンのウィンドウが起動しますので、そこで処理をしてください。

これで仮想マシンが作成されました。
これから、Vista以外にも、いくつか作成していきます。

HyperVの準備2009年03月03日 11時45分07秒

SCVMM管理コンソール
Hyper-Vを使った仮想化を行うための準備を進めていきたいと思います。
今回仮想環境にHyper-Vを選んだ理由は導入のところにも書きましたが、物理マシンからの仮想マシン作成やVMWareからの変換機能などがあるので、それがどれほど使えるのかを確かめてみたいというのが一番です。
古いサーバーを仮想化し、万が一の時の対応が取れるようにと考えています。

Hyper-Vのインストールは簡単で、ログインした際に出てくるサーバーマネージャーより「役割の追加」でHyper-Vをチェックすればインストールされます。

インストール後は「Hyper-Vマネージャー」という管理ソフトを使って仮想マシンの管理を行えるようになっているのですが、今回はHyper-Vマネージャーではなく、より高機能なSCVMMを使用したいと思います。

物理サーバーからの変換などは、SCVMMの機能ですので、こちらを使わないと実現できません。
現在は製品版が出ているのですが、今手元には評価版しかないので、こちらを使います。

SCVMMでは、サーバーと管理コンソールを別々にインストールするようになっています。
管理コンソールは端末にインストールして、複数のHyper-Vサーバーを一括管理できるようになってます。

ただし、今回はワークステーション1台ですべて行うため、一緒にインストールしてしまいます。