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ログイン画面の作成準備2009年12月02日 13時36分43秒

環境が整ったので、ログイン画面から作成していきたいと思います。

ログイン画面自体はIDとパスワード用のテキストボックスと
ログインボタンを配置すれば良いのですが、
Webアプリ特有の問題があります。

それは、オートコンプリートの機能です。
ほとんどのブラウザーで入力したIDとパスワードを記憶できるようになっています。

それはそれで便利なのですが、複数の人が同じPCを共有している環境では
IDが記憶されては困りますので、オートコンプリートの機能を制限する必要があります。
ブラウザの設定で変更することもできるのですが、
台数が多いと手間ですし、漏れがあっても困るため、
アプリ上で制限をかける必要があります。

IEの場合、簡単な設定でオートコンプリートの機能を制限することができるので、
今回はIE以外のブラウザでは使えないようにしたうえで、オートコンプリートの機能に、
制限をかけていきたいと思います。

まず、VisualStudioを起動し、「メニュー」の「ファイル」から
「新しいWebサイト」を選択し、サイトを作成します。
サイトを作成したら、「メニュー」の「Webサイト」から、「新しい項目の追加」
を選び、「login.aspx」という名前でログイン画面を作成します。

ログイン画面を表示させる際にブラウザのチェックを行い、
IE以外のブラウザがきたときには、エラー画面に移動させます。
そのための画面を「err_browser.html」という名前で作成して、
「IEで操作してください」と表示させます。

ブラウザのチェックですが、
「login.aspx」の表示をソースに変更します。
画面の上の方に「サーバーオブジェクトおよびイベント」と表示されているところがあると思うので、
そこを「page」に変更し、隣の「イベント」欄を「Load」に変更します。

「Page_Load」プロシージャが作成されます。
このプロシージャは「login.aspx」が読み込まれたときに実行されるので、
このときにブラウザのチェックを行います。

*******************************************************
'ブラウザチェック
If Request.Browser.Browser <> "IE" Then
Response.Redirect("err_browser.html")
End If
*******************************************************
今回はブラウザの細かなバージョンまでは必要ないので、
上のコードを記述します。
IE以外のブラウザで表示された場合は「err_browser.html」
にリダイレクトしています。

これでIE以外のブラウザを排除できたので、IDとパスワードの
テキストボックスとボタン、メッセージ表示用のラベルを追加します。

追加したら、プロパティを修正します。
ユーザーID用
ID:UserID
AutoCompleteType:disabled


ユーザーID用のテキストボックスではAutoCompleteTypeの設定を変更しています。
「Disabled」にすることで、オートコンプリートを無効にできます。

これでIDの保存がされなくなって複数の人が使用しても大丈夫だと思います。

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