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シンボリックリンク2011年10月07日 10時09分15秒

Linuxなどではよくつかわれているシンボリックリンクですが、
Windowsでも使うことができます。

現在作っているプログラムは、FTPでファイルの送受信とデータの整合性を確認するプログラムと、
システム管理用プログラムを別のプロジェクトで作成しています。
しかし、実際の運用では同じフォルダ上にプログラムを置くので、カレントディレクトリ直下にファイル受け渡し用
のフォルダを作成しやり取りを行うようにしています。

しかし、プロジェクトを分けているとファイルの受け渡しがそのままではできません。
そういう場合にシンボリックリンクを作成し、受け渡しができるようにします。

C:\A\DATA
C:\B\

Aのプロジェクトに作成しているDATAフォルダをBのプロジェクトから参照できるようにシンボリックリンクを作成します。

コマンドプロンプトを開き、シンボリックリンク作成用のコマンドを入力します。
mklink /d C:\B\DATA C:\A\DATA

mklink がリンク作成のコマンドで、そのあとの「/d」がディレクトリの作成になります。
次に、シンボリックリンクを作成したいフォルダを指定し、最後に実フォルダを指定します。

これでシンボリックリンクが作成しました。
エクスプローラーでC:\Bを見ると、DATAのフォルダがショートカットとして表示されます。

しかし、ショートカットと違うところは、DATAをダブルクリックして中を見ると、
内容は、C:\A\DATA内を表示しているのですが、アドレスはC:\B\DATAのままです。

プログラム内では、相対パスでカレントディレクトリ直下を指定していればよく、
完成後一つにまとめる際に変更が必要ないので利用しています。