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ACCESSからSQLServerの接続2008年07月26日 09時50分38秒

現在、Javaでの開発を準備中ですが、現在の業務で不便なことはアクセスを使用してとりあえずしのいでいます。

アクセス単体で使うことはなく、通常はSQLServerのデータを更新するようにしているのですが、これにはいくつかの手順が必要なので、今回はその方法を解説します。

まず最初はデータソースの設定です。
「管理ツール」の中に、「データソース(ODBC)」というアイコンがあるので起動します。

いくつかタブがある画面が表示されるのですが、その中で「システムDSN」タブを選びます。
ただし、PCにユーザーが一人の場合などは、「ユーザーDSN」でも大丈夫です。
私の職場では、共有利用するので、すべてのユーザーから利用できる「システムDSN」を利用します。

「追加」ボタンで、SQLServerを登録していきます。
SQLServerのドライバを選択し、データソース名、サーバー名、ログインIDの設定、既定のデータベースの設定などを登録します。

まず、データソース名は自由な名前を付けることができます。
複数のデータソースを登録する場合には、管理しやすいように、
わかりやすい名前をつけます。

サーバー名は、SQLServerがインストールされているサーバー名を記入します。

ログインIDの設定は、職場では、「WindowsNTの認証メカニズムを使う」にチェックを入れています。
環境によっては、IDとパスワードを登録する必要があります。

既定のデータベースの設定では、読み込むデータベースを選択します。
これは、一つのサーバーに複数のデータベースが登録されている場合がありますので、どのデータベースを使うのかを指定します。
職場では、3つのデータベースが同じサーバーに登録されているので、
それぞれを登録しています。

登録が済んだら、一覧に表示されていると思います。

データソースの登録が完了したら、アクセスを起動し、新規のデータベースを作成します。

ACCESS2007の場合、「外部データ」タブを選択し、「インポート」から「その他」を選びます。
一覧の中に「ODBCデータソース」というのがあるので、選択します。

データの保存方法を聞いてくるのですが、インポートとリンクの2種類がありますが、ここではリンクを選択します。

インポートを選択してしまうと、SQLServerのデータがすべてACCESSに入ってしまい、登録などを行ってもSQLServerには反映されません。
リンクを指定すると、登録などの処理がSQLServerに反映されるようになります。

次にデータソースの選択画面が表示されます。
この画面で「コンピュータデータソース」タブを選択すると、登録したデータソースが一覧の中に表示されているので、選択して「OK」ボタンをクリックします。

「テーブルのリンク」という画面が表示されるので、利用するテーブルをクリックして選択します。
すべてのテーブルを使う場合は、「すべて選択」ボタンを押せば、すべてのテーブルが選択されます。

「OK」ボタンを押すと、リンクテーブルが作成されます。
ACCESS内に作成されたテーブルは表のようなアイコンですが、
リンクテーブルでは、地球に矢印のアイコンになりますので、ACCESSに登録しているテーブルとは簡単に区別がつくようになっています。

後は、普通にクエリーやフォームを作っていけばACCESSから、SQLServerのデータを操作できるようになります。